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2010/11/15

第90回全国大会千葉県大会の準決勝で王者・流通経済柏高校に挑んだ北の狼。
結果は0-79と完敗であったが、34期は原キャプテンを中心にまとまりよく、新人大会から3大会連続でベスト4、23年ぶりの関東大会出場を果たすなど、かつての強豪校だった千葉北を復活させるきっかけであったことは間違いない。

今大会で王者・リュウケイとの試合は、どこまでタックルをし続けることができるかがカギであった。
激闘の準々決勝からわずか一週間。タックルの練習に時間を割いてきたに違いない。
前半を0-27で折り返したことが、それを物語っている。
全員が低くリュウケイの選手たちに刺さり続け、小さなミスを誘った。
後半になると、スタミナ切れからか前半のようにタックルが決まることが少なくなり、何度もゲインラインを突破され、トライを重ねられてしまう。



「120%のことはできなかったが、実力は出し切った」(塚越監督)
塚越監督は、天羽高校、検見川、千葉工業と赴任先でいずれも結果を残してきている。
早く北の狼と呼ばれていた頃の荒々しい千葉北が見たい。
新チームの課題はこれで明らかになったはずだ。60分間刺さり続ける狼の群れのごときタックルの嵐。北の狼・千葉北がもう少しで帰ってくる。

かつて、千葉県王者に君臨していた頃の北高グランドには常に若手のOBがいた。
現役生たちはその若手OBらを練習台にして、タックルやスクラムをひたすら強化した。
今は昨年の卒業生たちがグランドに顔を出し、現役生の練習台になっている。

新人大会、全国予選と2度とも完敗したリュウケイは、もはや遠い存在ではない。
撥ね返されながら強くなっていけばいいのだ。
狼は決して怯んだりはしない。
強いものに群れをなして次から次へと襲い掛かるのがオオカミだ!


 

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